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「三日間の幸福」を読んで 

「三日間の幸福」を読んで

お久しぶりです、しゃのnです。

しばらく更新しなかった理由はお察しのとおり面倒だったからですが、唐突に書きたくなったので書きます。こんな時間なのに。それほど書きたいなんて珍しいものです。

内容については、本の感想。まさに読書感想文ですね。

三日間の幸福

タイトルのとおり、「三日間の幸福」という本についてです。

実はこの本、2ちゃんねるで「げんふうけい」と呼ばれている人が書いたお話を書籍化したもので、もちろんですが内容は大体同じです。大体ね。

2ちゃんねるで書かれたものは「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」というタイトルでした。いろんなところに載せられていてどれが元か分からないのでリンクは貼らないでおきますが、「寿命を買い取ってもらった」とかで検索すればすぐ見つかると思います。

是非読んでみてください。読んで損する話ではないと思います。


今さっき読み終わって今から考えて書くので、まとまっていない上に部分的なものになると思います。もしかしたらというかいつものようにというか、長くなるかもしれません。

思い切りネタバレになるので追記に書きます。原作(2ちゃんねるのやつ)と小説版では大体のストーリーは同じでも違う部分がたくさんありますので、小説版も購入予定の方はご注意ください。

それでは、追記へ。


 
と、勢いで来てしまいましたが、本当に衝動的に書きたくなってしまったもので、いざ書こうとしても全然書けません。頭の中でアイデアが湧いても、言葉にしようとすると難しいものですよね。

原作と小説版の比較をよくすると思うので、既に使ってますが、2ちゃんねるで書かれたものを”原作”、書籍化されたものを“小説版”と呼ぶことにします。

まずは、この本(小説版)を読んでどう思ったか率直に書きますか。

買ったときはワクワク感満載。前半は原作に追加ストーリーが加えられており非常に楽しめた。後半は完全劣化。

かなり個人的な意見です。本気で個人的です。いいと思う人は絶対いいと思うはず。

私は原作を今までで5回くらい読んでますが、全て泣きました。感動の涙を流しました。ところが、小説版を読んでいる最中、泣こうとしている自分がいました。初めて泣けませんでした。

感動の涙を流すことは結構好きで、泣けるとスッキリというのか気分が良くなるので度々読みたくなって原作を読んでおり、書籍化されたと聞いてやっと在庫の入った小説版を買ったのですが、最初は無料で(似たような話を)読めるものだが買ってよかったと思えましたが、後半はこれは私の好きなあの話じゃないと思うようになりました。

追加ストーリーとしては、幼馴染のヒメノが頻繁に出てきたことがまずでかいです。ヒメノの話は非常に良かったです。主人公のクスノキの人間性というか心の闇というか、原作で知ることができなかった部分を知れた気分ですね。

また、前半はクスノキが監視員のミヤギを人間として扱っていない部分が多かったのもポイントです。原作では人間的なところもあるんだなあとか序盤から言ってましたが、小説版はとにかくもの扱い。最初はクスノキもミヤギにとって特別ではないただの監視対象だったというのを表してくれてます。

しかし、その後がまずかったですね。ミヤギが人間として見られずに、気づけば恋愛対象として見られてしまいました。

いや、人間として見ていた描写もあったと思うのですが・・・なんというか、ミヤギがクスノキへの想いを告げたあと、クスノキが明らかにミヤギに好意を示しちゃったんですよ。それ以前に見た目は好みとか言っちゃいましたし。

クスノキとミヤギがイチャイチャしだしてから一気に冷めました。それまで読むのが楽しみで楽しみで仕方がなかった私ですが、気づけば早く読み終わらないかと思ってました。自分でも驚くほどにつまらない本になってしまいました。

なんというか、ここが個人的な感想であることを主張している要因なのですが、強い劣等感を感じました。とても恥ずかしいのですが、書かずにはいられないので書いちゃいます。

クスノキにはミヤギを恋人として扱いすぎて欲しくなかった、そのような描写をしてほしくなかったですね。

もちろん原作にもクスノキがミヤギと祭りに行って手を繋いでいる描写はありましたが、それ以上はありませんでした。抱きしめたりキスしたりなんて全く。

容姿についても「よく見るとかわいい」程度。実は深く愛してるなんて口を滑らせるシーンもありましたが、あくまで口を滑らせてですから。

クスノキはそれまで女性と交際なんてしたことのない男性でしたから。小説版でヒメノに好意を寄せられていた、他にも行為を寄せてくれた人物がいたという事実、それ自体も衝撃的でしたが、ミヤギとここまで恋人恋人できるクスノキは見たくありませんでした。

最後にクスノキがミヤギを失って深い悲しみを負うことになるのですが、今まで自分がそっけない感じを出していたものの、ここまでミヤギが自分にとって大きな存在だったとは、みたいな。知っていたけど知らないふりをしていたクスノキ。今まで当たり前のようにいてくれたミヤギがいなくなったことで初めて「本当の愛」というものを知ったというか、そんな感じがすごく好きで、感動しました。

しかし小説版では、ミヤギがクスノキに好意を示してから二人は完全に恋人になってしまいます。まさにそうであるような描写をしっかりと書かれています。抱き合ったりキスしたり。クスノキ手馴れすぎです。

ミヤギについては知り過ぎてしまった感があります。クスノキが自分のことを考えて行動していることを自覚しすぎてますし、ミヤギもこうしてほしいとか(浅い意味で)求めてるシーンありますし、最後にクスノキが寿命をもう1度売ろうとしていることに気づいてしまっていますし。もっと鈍感というかウブというか、そんな感じでいてほしかったです。

なんというか、そういうのが見たくなかったんです。妬みになるのかもしれません。ですが、そういう目に見えた幸せはいらなかったですね。何気ない幸せを失ったクスノキが良かったです。なんか残酷ですけど。


全体としては(そもそも元が非常にいい作品ですが)書籍化されたことによって原作よりも面白くなっていると思います。たしかに非常に面白かったです。が、私の一番好きだったところが私の嫌いなものに変わってしまっていました。そこがとにかくに残念。

普段読書はあまりしないのですが、私には「自由死刑」という何度も読み返している大好きな本があります。ちょっとTwitterで触れたと思いますが、これに関しては割愛。

三日間の幸福は自由死刑に並ぶ大好きな本になるのでは・・・と思いましたが、私はこれからもこの話を読みたくなったら原作を読むでしょうね。小説版はまた開くかわからないです。開いたとしてもせいぜい前半だけでしょう。非常に残念です。

これが好きな漫画がアニメ化されて残念になってしまった気持ちなんでしょうが。なんとも言えない気分です。

私は本や映画にすぐ影響されるので、しばらくなんとも言えない気持ちを引きずりながらになるでしょうねえ。はあ。

と、勢いでここまで書きました。これが短いのか長いのか。個人的には短く終わったなと思います。思ってることが言葉にできずに書けないまま終わってしまっただけですが。でも本当に言いたかったところだけは言えたのではないかなと。うまくは表せませんでしたけどね。

最後に書き忘れてましたが、表紙のミヤギが私の想像するミヤギとそっくりで驚きました。小柄でセミロングで内巻癖。何もかも私の想像通りです。小説版の中でも周りの人の想像通りでしたからね。作者が意図してそうなる描写を乗せていたのかたまたま私が想像したのと同じ絵が書かれたのかは定かではありませんが。



見事に締め方が分からなくなってしまったので適当にこの辺で。それでは。



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Comment

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読んだ直後のこの感じ、とてもよく分かります!すばらしいトピに感謝!
2016年01月20日(Wed) 07:28
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>>58fixさん
共感していただけて嬉しいです。
2016年02月14日(Sun) 20:26
No title
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原作を読んだことがなく、書籍版の方を読んだのですが、最後は良くても、中盤と終盤で言ってること違いますよね。自暴自棄になんかならないと言ったのに終盤人前でイチャイチャ・・・ナニコレって思いましたよwまぁスターティング・オーヴァーという本も同じ著者ですが面白いと思いましたよ。
2016年08月31日(Wed) 14:23
No title
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原作と終わり方は一緒でしたか?それとも続きがありましたか?
2016年09月06日(Tue) 22:18
コメント返信
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>>名無しさん
クスノキはミヤギを喜ばせるために、ミヤギを周囲に認知させる手段として外でミヤギに積極的に話しかけるようになったはずなのですが、二人きりでイチャイチャしてるのを見てうーんと思ってしまいました...
スターティング・オーヴァーもネットに載っているものは読みました!ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、むずむずする終わり方が好きでした。

>>名無し さん
クスノキに声をかける人物やセリフは若干は変わってますが、終わり方は同じですよ。その後の続きもありません。
2016年10月05日(Wed) 22:47
はじめまして。
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この記事にとても共感しました。
本当に似たような感覚を本を読み終えて感じました。
なので、嬉しくてついコメントをしてしまいました!

もしよろしかったら、おすすめの本を何冊か教えていただけないでしょうか?
いきなり厚かましいお願い申し訳ありません!
2016年10月15日(Sat) 15:20
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≫yuさん
他にも同じように感じている人がいて私も嬉しいです。
三日間の幸福の他に、島田雅彦の「自由死刑」という本を繰り返し読んでいます。死をテーマにした作品で、なかなか考えさせられるお話です。ぜひ読んでみてください。
2016年10月17日(Mon) 21:52












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